京都大学阿武山観測所 一般見学会 – 地震計の勝島製作所
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京都大学阿武山観測所 一般見学会

京都大学阿武山観測所 様の一般見学会に参加させていただきました。

京都大学阿武山観測所 公式ホームページ (見学会参加申込はこちらから)
NPO法人 阿武山地震・防災サイエンスミュージアム ホームページ

阿武山観測所は、大阪府高槻市の阿武山尾根にあります。昭和8年に志田順教授により「京都帝国大学地震研究所 阿武山地震観測所」として建設されました。以降、世界一級の地震観測所として多くの成果を上げられています。

阿武山観測所では、「地震学の歩み」「歴代地震計」「屋上展望(大阪平野を一望)」そして「大阪平野地下構造の映像閲覧」、さらに日替わりの「ミニプログラム(私ども見学の際は、阿武山観測所のモダニズム建築について)」という、内容盛り沢山の一般見学会(事前参加申込制)を開催されてます。

一部ですが、展示内容についてご紹介させていただきます。

ウィーヘルト式地震計(水平動) 1904年開発

振り子の重量は1トン以上!

大森式地震計(水平動) 1898年開発

佐々式強震計(水平動) 1956年開発

とてつもなく大きかった地震計は、技術的革新や工夫を積み重ねて、小さいものが作られるようになっていきます。その流れで当社製の速度型地震計 PK-110型 についても展示/ご紹介をいただいています。

勝島製作所 速度計PK-110、PK-101型 1950年代開発

一般見学会のあとに、阿武山観測所の裏手にあります阿武山古墳の見学をさせていただきました。阿武山古墳の詳しいお話は、ここでご説明するより、ぜひ阿武山観測所に訪問されて聞かれた方がよいかと思います。歴史の1ページに触れることができる貴重な体験となりました。

展示内容やそのご説明方法など、とても分かり易く整理されており大変勉強になりました。ご説明くださったサイエンスコミュニケーターの皆様の普段の準備と改善の積み重ねが素晴らしい展示につかなっていると感じました。私どももお客様への「地震」に関するご説明など、より改善をしていかないならないという思いを持ちました。ありがとうございました。

阿武山観測所屋上からのパノラマ展望(大阪平野を一望)

 

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